当社は、昭和30年3月の会社創立以来今日まで、ビルメンテナンス業をはじめ病院内の付帯業務および緑化管理業務等主としてサービス業務に携わってまいりました。その間、昭和30年前半からの高度経済成長にともない数多くの大型近代ビルが輩出し、その諸設備も複雑多様化してまいりました。これにともない、ビルメンテナンスの技術、知識も日を追って進歩向上が要求されるようになりました。

このような背景のなかで、昭和45年には「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」いわゆる「建築物衛生法」の制定を見、これを契機として我々ビルメンテナンス業界が社会的に認められるようになるとともに、ビル管理業務がいよいよ高速化し、専門性を帯びるようになってまいりました。さらに、昭和55年には「登録制度」が導入され、一定の人的・物的基準を満たす事業者は都道府県知事の登録を受けることができるようになりました。

当社も、このよう社会的背景をふまえて、専門業者として技術の質的向上のため、建築物環境衛生管理技術者(厚生労働大臣指定の国家試験合格者)やビルクリーニング技能士(厚生労働大臣認定国家試験合格者)の養成につとめてまいりました。従来、ビルメンテナンス業務を中心としてきた当社は、昭和37年頃から病院内の補助業務(看護助手、薬局調剤助手、検査器具洗浄等)の分野にも進出し、また、昭和45年頃からは環境管理の一環として、緑化業務にも従事するようになりました。